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草津の分析
会社から帰ってきてビールを我慢してエクセルと格闘した結果を披露いたします。あぁ〜疲れた。
最近読んだこの本から刺激を受け、参考にさせてもらいました。

元となるデータは、いつも自転車に乗るとき装着しているGPS、Forerunner305のデータです。
このデータから、レース中のパワーの変化を計算してみました。

ForerunnerがGPSとして取得するデータは、緯度・経度・標高・時刻です。これらのデータが刻々と記録されます。そして、これらのデータを元に、速度や、道路の勾配も間接的に計算できます。エクセルにこれらのデータを流し込んだ後、パワーを計算します。

(発揮したパワー)=(自転車を加速するの使われたパワー)+(位置エネルギーの獲得に使われたパワー)+(空気抵抗・路面抵抗に費やされたパワー)

という計算です。詳しい計算方法などは、別途ご紹介したいと思います。

計算結果をグラフにしました。


青い線が、スタートからの距離に対する、私の出力(パワー)のグラフです。500wなんて値が出ていますが、これは誤差です。
スタートからゴールまでの平均値が194Wと計算されました。この自己流計算方法が正しい保証はどこにもありませんが、なんとなく妥当な値のようです(後日訂正:平均の計算方法が間違っていたようです。再計算の結果155Wとなりました。←これもあってんのか??  GPSのログは、各ログポイントの時間間隔がまちまちなので、全区間積分してタイムで割る必要がありましたが、各ログポイントでのパワーを各単純に平均していました。全区間積分は面倒なので、155Wという値は、単純に標高差とタイムと平均速度から算出しました)
オレンジ色の線は、2次の近似曲線です。最初高めですが、徐々に低下して、後はフラット、後半若干持ち直し、という感じになっていて、私の実感とも一致しています。

どの場所で、どれだけパワーを出したかがわかるので、その場所の勾配との関係を調べてみました。
グラフにしてみる前は、勾配が上がるにつれ、へたれて、パワーが低下する傾向になるものと予想しました。
結果です。青い点が勾配に対するパワーの分布、オレンジは近似曲線です。


結果は逆に、勾配が増すとパワーも増す傾向でした。レース中のがんばり方として、なるべく一定速度になるように努力していたので、勾配がきつくなるほどがんばっていた、と考えるとつじつまが合います。
逆に言えば、勾配がゆるくなるとサボっていたということになります。
筋力の限界で、パワーには上限があるので、勾配がゆるくなっても、同じパワーを発揮するように努力することができれば(つまり上のグラフが水平に近くなる)、速度が稼げてタイムが向上しそうです。そのためには、ずっとインナーローで走っていてはだめで、勾配がゆるくなったら、すかさずシフトアップして、がつんと踏み込むことが必要ということです。同じことをモミアミモさんも発見されていました。

面白い結果が出たので、昨年の富士HCのデータでもやってみました。
まず、距離対パワー。


平均パワーが草津の約半分で、かつ、(上記の平均値の計算間違いで、正しくは、134W。富士→草津で劇的にパワーが向上したかと思ったら、そうでもなかったです・・・)後半へたれてるのが良くわかります。

次に、パワーvs勾配。
草津以上に、低勾配時のパワー低下が顕著です。


要するに、フラットになっても、如何に休まずに踏ん張れるかどうかですね。急勾配時にパワーを発揮しようとすると筋力が必要となるので、筋力の無い人間は、疲れにくい脚を作り、フラットな場所でも休まない!!という戦略がよさそうです。

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| weatherman | 23:43 | comments(6) | - |
Comment
草津のレースに参加して、ヒルクライムに関しての考えた方が大きく変わりました。

以前だと、全区間において頑張ると捉えていました。だけど人間、限界があるので意識でそう思っても現実は頑張れないの関の山です。

そこでどこで頑張ろうかが問題になるわけで、そこを気付かせてくれたのが草津でした。

勾配が急なところでは速い人でもそんなに差が出ることはないと思うのです。どこで差が出るのかというと、勾配が緩くなり始めた時に差が出てくることを実感しました。

緩いからスピードが出せるのです。緩いから休んでしまうと、スピードを出せる人との格差が広まってしまいます。だからこそ、スピードが稼げる区間を活かせる戦略が必要だと思いました。

自分ではスピードが出せるほうだと思っていましたが、草津を走ってみて逆にその区間で引き離されました。

だけど、大きな発見でした。
Posted by: モミア ミ〜モ |at: 2008/04/23 1:06 AM
とても興味深い研究ですね。一度、雑誌なり、メーカーなり、学会などに投稿・発表してみれば良いのでは。練習課題が明確になって良いと思いました。
Posted by: worldtv111 |at: 2008/04/23 8:54 AM
モミア ミ〜モさん、
レース本番を通して実感されたのは、やっぱりハイレベルな状況だったからこそだと思います。私の周りの人たちは、坂がゆるくなると、私と同じように休んでましたから・・・
疲れ知らずの脚が欲しいですね〜
Posted by: weatherman |at: 2008/04/23 10:26 PM
worldtv111さん、
ありがとうございます。
今のところ、サンプルがヘタレ×1人と少ないので、速い人のデータでも計算してみたいです。
この結果を元にトレーニングを積んで、次の富士ヒルクライムで、こんなに速くなりました!!なんていう結果を報告できたら素晴らしいのですが、まぁ、そんなにうまくはいかないでしょうね・・・
Posted by: weatherman |at: 2008/04/23 10:33 PM
遅コメですみません。素晴らしい分析ですね。
私にはこんな凄い分析はできませんが、ヤビツでタイムが行き詰った時に、平坦でスピードを稼がないとこれ以上タイムは短縮できないな、ということに気付き、サイコンの平均速度と睨めっこしながら傾斜の緩いところで頑張るようになりました。
急な傾斜では実力以上のパワーはなかなか出せませんからね。
Posted by: スピ |at: 2008/04/27 6:17 PM
スピさん、
同じことを考えていらっしゃったということで、嬉しいです。
私も、今回の結果を、自分の脚で実証できたらいいなと思っています。
Posted by: weatherman |at: 2008/04/27 6:52 PM








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